- 「今までスプレーワックスを使っていたけど、板走らないし、何度も塗るのがめんどくさい!」
- 「でも、ホットワックスって難しそう・・・」
- 「春は雪が汚くなって、板が走らない。解決方法はあるの?」
- 「初期費用は、どのくらいかかるの?」
- 「メーカーのマニュアル通りにやってるけど、もっと効率の良い方法ないの?」
- 「ホットワックスすると、嫁に怒られるから外でやっている」
- 「スクレーパー削るの、しんどいわぁ」
ホットワックスに興味あるけど、難しそうだし、めんどくさそうなイメージがありますよね。
ですが、滑らない板で滑っても上達しません。
滑らない板で、コースを歩くハメになって疲れたり。
駐車場でスプレー式のワックスを塗る時間を「滑る時間」にしたら、上達も早くなりますね!
スキー・スノボは、遠くのスキー場に行くことが多いです。
スキー場にいる時間を無駄にしないよう、自宅でホットワックスを行い、滑走性能に優れた板を完成させてしまう!
だから、スキー場では「ソール」のことを考えず、スキー・スノボを楽しめます!
ホットワックスは、これらすべての問題を解決してくれます!
ホットワックス公式メーカーのマニュアルは、不必要な道具も多いです。
〇〇と〇〇があれば、めんどくさいホットワックスがさらに楽になります。
必要最低限の道具で、作業効率も楽な方法を紹介しますね。
スノボ・ホットワックス歴10年以上で、めんどくさがりな筆者が試行錯誤した方法を解説します!
ちなみにホットワックスメーカー「カシワックス」の社長さん、柏崎さんの講習会も受けてますよ!
発表します。ホットワックスに必要な、最低限の道具とは?
必要最低限の道具は以下になります。
- ワックススタンド(台・テーブルとも言われる)
- アイロン
- 固形ワックス
- ブロンズブラシとボアブラシ、馬毛ブラシ
- スクレイパー(定規みたいなやつ)
- 霧吹き
- ファイバーテックス(細)
- ワクシングペーパー
- 真鍮ブラシ
さらっと解説しますね。
スポンサーリンク①ワックススタンド
ワックススタンドは、自分の作業しやすい高さに変更可能です。
つまり腰痛の予防になりますし、アイロンをかけて置けるので、あると便利ですね。
画像はガリウム社のワックススタンドですか、安いもので十分です。
なぜなら、板を置く場所のすべり止めの効果は、3年くらいでなくなります。
スノボにしろ、スキーにしろ、兼用になっていることが多いので、安いのでも、一台あると便利ですよ!
下の商品は、ガリウムのスタンドの半分くらいの値段です。
筆者は2022年から使用していますが、使いやすいですね。
ちなみに、板のすべり止めの部分の性能が失われると、ホットワックスがすごく、やりにくいです。
②アイロン
ホットワックスを初めてから10年以上経ちますが、未だにガリウムのアイロンを使用しています。
長年使用しているせいか、設定した温度より、少し低い感じがしますね(笑)
ですが、ワックスが溶ければ問題ないので、長年使用できる、頑丈なガリウムのアイロンが非常に便利です。
新しいモノを見ると、性能がよくてビックリしました(笑)
③固形ワックス
アイロンで溶かして、板のソールに浸透させます。
- 「ワックスは種類が多くて、どれを選んだらいいかわからないし!」
- 「ぶっちゃけ、どれも一緒でしょ?」
全然違います!
固形ワックスで悩まれているなら、「KASHIWA(カシワックス)」一択です。
理由としては、ワックス選択において、こんな便利な性能はない。
他メーカーにはない○○がある!
以下の記事に、詳しく記載していますので、参考にされてくださいね。
「春も滑りたいから、ホットワックスやってみたいな」「ホットワックスは種類が豊富で、何を選んだらいいんだろ?」「ホットワックスはめんどくさいけど、一応滑るからやっている」「めんどくさいけど、家族の分もやっている。時[…]
④「ブロンズ」「ボア」「馬毛」の各種ブラシ
ブロンズブラシは「クリーニング」に使用します。
「ボア」や「馬毛」も便利ですが、実は「もっと便利なもの」があります。
「ソールのクリーニング方法」も含めて、後ほど説明しますね。
スポンサーリンク⑤スクレイパー
固まったワックスを剥ぐ、プラスチックの定規みたいなやつです。
注意点としては、大きいサイズのスクレイパーは使わない方がいいです。
なぜなら大きくても、板の面積に合わないし、作業効率も変わりませんでした。
それにスクレイパーでワックスを削っていると、スクレイパーのカドが丸まり、切れ味が悪くなります。
そこで、スクレイパーのカドを元に戻す方法は、紙やすりでスクレイパーを削ります。
丸まったスクレイパーの角の切れ味を復活させるには、スクレイパーを削って、平らにすることです。
切れ味が復活しますよ!
ちなみに後でオススメする方法は、5倍くらい速くなります。
しかし、紙やすりで削る方法も悪くはないです。
紙やすりのデメリットは「紙やすりを買う手間」「疲れる」ですね。
スクレイパーを削る作業の時に、大きいスクレイパーでは、場所によって切れ味にバラつきが出やすいです。
そうなると、ワックスを剥がすのに、時間がかかってしまいますね。
なので、大きいスクレイパーはオススメできません。
⑥霧吹き
「霧吹きを何に使うの?」
ワックスを剥がす前に「シュッシュッ」とするだけで、剥がしたワックスが飛び散らなくなり、片付けしやすいですよ!
ホットワックスをすると奥さんに怒られちゃうのは、削ったワックスが飛び散って、部屋が汚くなるからではないでしょうか?
もちろん、100均ショップに売ってるやつで十分です。
スポンサーリンク⑦ファイバーテックス(細)
「なんじゃそりゃ?」
ワックスのカスをソールから取り除くものです。
削ったカスを繊維で絡みとってくれるもので、掃除が楽です。
三枚セットで売っています。
一枚で1年は余裕で持ちますね。
ぶっちゃけ、「半永久的に使えるんじゃね?」
と、思ってます(笑)
ワックスのカスを取っていると、ファイバーテックスの繊維にたまって、カスが取りにくくなるそうです。
しかし、実感がありません(笑)
⑧ワクシングペーパー
「クリーニングのみ」に使います。
公式サイトでは「ソールの焼き付けを防ぐ」とか言ってますが、必要ありません。
ソールの焼き付けを防ぐ方法は、後で記述しますね。
⑨真鍮(しんちゅう)ブラシ
「なんか、聞きなれないモノだな」
カンタンにいうと、ブラシについたワックスの削りカスをサッとキレイにする道具です。
ワックスの回数を重ねると、ブラシも汚れてしまいますね。
そこで手軽にキレイにできるのが、真鍮ブラシです。
とても便利ですよ。
真鍮ブラシは、近くのホームセンターなどで手に入るので、お探ししてみてはどうでしょうか?
以上が、必要最低限の必要な道具です。
購入される店や、地域によって値段は多少前後するかとは思われます。
概算で、ホットワックスの道具をそろえるのに必要な金額は、34,000円でした。
しかし、長年使えるものが多いので、初期投資としては十分メリットがあります。
というか、メリットしかありません。
「ホットワックスセット」ってよく売ってますが、「その道具、いるのか?」
みたいな道具も、後ほど紹介しますね。
次はカンタンなワックスのやり方です。
スポンサーリンクカンタンなワックスの手順と方法とは?【ホットワックス歴10年以上の経験者の知恵】
ホットワックスをしている自分を、想像してみてください。
- 「失敗したら怖いな」
- 「ソールが焼き付いたらどうしよう・・・」
私も最初はプルプル震えながら、ホットワックスをしていました。
ですが、以下の手順通りに行うと、そのような心配はありません。
参考にされてくださいね。
慣れると音楽を聴きながら、鼻歌まじりで出来ますよ!
ホットワックスの具体的な手順を解説、お楽しみください。
- 手順その①作業時間は1分
- 手順その②作業時間は1~2分
- 手順その③作業時間は2~3分
- 手順その④作業時間は2~3分
- 手順その⑤作業時間は放置!
- 手順その⑥作業時間は7~8分
- 手順その⑦作業時間は5分
- 放置以外の作業時間は22分です
- メリットは「スノボの上達が加速する、ソールの滑走性」
- 「無駄な体力を使わなくて良い」
- 「スキー場での時間を節約できる」でしたね。
一つずつ解説しますね。
手順その①固形ワックスを生塗りする
ソールの焼き付け&ソールの保護ですね。
※作業時間は1分くらい
※「生塗り」とは固形ワックスをそのままソールに押し当てて、塗るだけです。
目的によって、生塗りする範囲が変わります。
- 目的その1「トップシーズンならノーズ・テールまで塗らない」
- 目的その2「ベース作り、もしくは2~3回滑ったあとならノーズ・テールまで塗る」
- 目的その3「春先でソールが汚れているなら、ノーズ・テールまで」
これらは、このあとの工程でも同じですよ!
ちなみに、滑走されているスキー場の条件が、人それぞれ違うと思います。
トップシーズン→12月後半から2月後半
春先→10~11月の人口降雪機。3月後半以降。
という目安です。
手順その②固形ワックスをアイロンで溶かして、ソール全体に塗る
まずはソールにワックスをつけます。
アイロンの設定温度は、使用されている固形ワックスの設定温度で行いましょう。
※作業時間は1~2分
手順その③ソールに浸透させる
ここで注意点です。
ソールの焼き付けは、アイロンを長時間ソールにあてると起こります。
ですので、同じ場所でアイロンをソールにあてるのは、長くても10秒以内にしてください。
ワックスがソールに浸透している目安としては、以下の画像が参考になりますよ。
※作業時間は2~3分
上記の画像のように、液体っぽくなったらアイロンを違う場所に移す。
もしくは、アイロンを離しましょう。
10秒以上経っても、この状態にならないなら、アイロンをあて続けてもOKです。
理由としては、屋外や寒い部屋、ソールが冷えているなどの状況では、ワックスが溶けにくいからです。
手順その④もう一度、ソール全体にアイロンをかける
手順その③で、ある程度ソールは温まりましたが、ソールにしっかりとワックスが浸透するには「人肌の温度」が大切です。
ですので、もう一度、ソール全体にアイロンをかけましょう。
ソールに触れてみて、人肌程度に温かいならOKです。
※作業時間は2~3分程度です。
特に雪面に触れる時間が長い「エッジ際」は念入りに行いましょう!
みなさんは、いろんな環境で、ホットワックスされていると思います。
- 暖かい部屋の温度
- ちょっと寒い玄関先
- 都会の10℃くらいのベランダ
- 真冬の氷点下の車庫
気温は暖かい方が、ホットワックスがやりやすいです。
しかし大事なのはソールの温度をしっかり把握することです。
「温かさが人肌程度に、ソールが温かい」
これが、ソールにワックスが浸透している基準になりますので、参考にされてください。
ちなみに筆者は、秋田県在住です。
以下の両方で、ホットワックスを行った時があります。
- 真冬の外の車庫
- 暖房が効いた、20度以上の室温
いずれにしても、ソールの温度を確かめて、「誰よりも走るソール」を実現していますよ。
手順その⑤ソールにワックスが浸透するのは24時間?
ワックスをアイロンでソールに塗ります。
そこから、冷えて固まるまでが1セットです。
一晩放置が、公式メーカーの常套句です。
すいません。
一晩放置することに根拠がありませんが、いろんな情報を精査すると一晩放置がいいみたいです。
まぁ私は科学者ではなく、スノーボーダーなので、板が走ればOKですね。
※作業工程は24時間くらい?
手順その⑥冷えて固まったワックスを削る
なぜこの角度かというと、固まったワックスが、スクレーパーで一番削れる角度だからです。
スクレーパーでワックスを削る作業は、メインスタンスのノーズからテールで行いましょう。
単純に、メインスタンスの滑走時間が長いからです。
筆者はたまに逆向きで遊びますが、違いを感じられません。
ですので、あまり神経質にならず、メインスタンスのノーズからテールで良いと思います。
ちなみに筆者は、この工程が一番嫌いです(笑)
※作業時間は7~8分
手順その⑦ブラッシングする
- ブラッシング=ソールから不必要なワックスを、取り除く作業のこと
- ボアブラシ→馬毛ブラシの順番で行う
- 画像では片手でやっていますが、ブラシに体重を乗せて、両腕でしっかりブラッシングしましょう
※写真が片手てやっている理由は、写真が撮れないからです。
ボアブラシ→馬毛の順番の理由は、毛先が細かい順番、くらいの知識でOKです。
要は、ソールから不必要なワックスを取り除く際に、「大きいカスから順番にとろうぜ!」ということです。
※作業時間は5分
ブラシの使用を重ねていくと、真鍮ブラシで汚れが、取れなくなってきたりします。
ブラシに汚れがつくと、ブラッシングの効果が下がります。
何回もブラッシングして、疲れてしまいますね。
そのようなとき、ブラシ専用の洗浄液があります。
シーズンオフの時や、ご家族の分も行うような使用頻度の高い方には、便利なのではないでしょうか?
そんなときに、「洗えるブラシ」だと、楽に思われるかもしれません。
ですが、洗えないブラシでも正直問題ありませんね。。。
持つところが木のブラシでも、筆者はガンガン洗浄液につけてました(笑)
もちろん、木の部分は洗浄液にはつけませんよ。
どちらにしても、ブラシは洗えたので問題ありません。
洗えるブラシは、少しお高いので注意されてください。
心配な方は「洗えるブラシ」
気にしない方は「普通のブラシ」
ブラシはいろいろ試しましたが、「ガリウム」が一番使いやすかったですよ。
ちなみに、カシワックス社長の柏崎さんは「ブラシの寿命は3~5年」と話されていました。
「ボアとか、馬毛とか、ブラシを2種類使うのめんどくさいわ!」
ご安心ください。
今までは必要最低限の道具でしたが、次の項目ではもっと効率の良い道具も紹介しますよ!
「あれ?ブロンズブラシは?」
「ブロンズブラシ」はソールのクリーニングに使います。
ソールのクリーニング方法とは?
- 雪がキレイなトップシーズンは、2~3回滑走したら「カンタンなクリーニング」
- 雪が汚くなる春以降は、しっかりクリーニング
カンタンなクリーニング方法とは?
滑走したソールの汚れを、スクレイパーで取りましょう。
滑走により、浸透できなかったワックスがとれます
ブロンズブラシで、汚いワックスをソールから取り除きます。
以上です!簡単ですね!
行うタイミングとしては、次回滑走する前の晩でも、滑走する朝でもOKです。
この工程を行うと、仲間内で一番走る板になりますよ。
春の雪は滑りにくいですが、上達するためには、最高の雪質です。
「キレイな雪質だと、カッコよく滑れるけど、雪質が悪くなるとカカト側のターンでズレちゃうんだよね」
私もすごく悩みましたが、改善するのはシンプルです。
こちらの記事が、参考になると思いますよ!
カービングターンを練習していると、以下の問題に悩まされませんか?「ヒールターンでズレる」「ヒールでガガガ」「ズレないように滑りたい」「山回りでいつも板が抜けちゃう」「山回りで失速しちゃう」[…]
「ヒールでズレることはないけど、春先のコブが滑れないんだよね」
このような技術の高い方は、こちらが参考になりますよ。
コブを難しく考えないで、「一つの遊びと考える」
スノボ向けの記事になりますが、スノボでコブを滑るコツを紹介しています。
「スノボでコブなんて滑れないだろ(笑)」
筆者も、最初にコブを滑るのはグダグダでした(笑)
誰もが、通る道ですね。
しかし、以下の記事を意識して、人並程度には滑れるようになりましたよ!
スノボでコブを滑れるようになると「スキーヤーから、賞賛のお言葉」をいただけますね。
皆さんはスノーボードで、コブに入ることを特別だと思っていませんか?ちょっと練習すれば、誰でも楽しめる「一つの遊び」と考えることができます。コブを滑るための練習をすると、カービングターンも上達しますよ。このような考え[…]
「春で雪も滑りにくくなってきたから、今年は終わりだな」「春に滑りたいけど、パークはケガしそうでコワイ」「スノボでコブはありえないでしょ(笑)」「コブ滑るってヘン〇イのすることじゃないの?」3月くらいになると、こんな考えも出てくると[…]
派手なグラトリするより、コブを滑っている方が「おっさん的には」カッコいいです!
いぶし銀な滑りを、一緒にしませんか?
自分で限界を決めずに、チャレンジされてみてはどうでしょうか?
しっかりクリーニング
春の雪で板が走らない人は、この工程をしっかり行いましょう!
平地に近い緩斜面で、私より走る板の人に、まだ会っていません。
「春の雪って抽象的だな、具体的な目安はないの?」
「カンタンなクリーニングの工程」で、スクレイパーで汚れを取りましたね。
トップシーズンだと、スクレイパーでソールをコスると「白いワックスのカス」が付きます。
しかし、雪が汚れてくると、以下の画像のような「黒いゴミのようなもの」が付きますね。
こうなったら、「クリーニング」しましょう。
では、作業工程です。
スポンサーリンクその①カンタンなクリーニングの工程を行う
スクレイパー→ブロンズブラシ→ファイバーテックスでしたね。
その②ソールを区分けする
まずは、ソールを2つ、もしくは3つの区分に分けます。
この記事では3つに分けますね。
スキーの板だと、一気にやった方が速そうですね。
もちろん、キレイな3分割でなくても、大体でOKです!
分割する理由は、後ほどわかりますよ。
その③ソールにやわらかいワックスを垂らす
上記の画像の「A」のところに、「クリーニング用」のワックスを垂らします。
もしくは現在持っている、一番溶けやすいワックスでOK!
「溶けやすいワックスってなんですか?」
あなたが所持されている、融解温度が一番低いワックスのことです。
「クリーニングワックス」なんて商品もあります。
板をキレイにするための、専門のワックスですね。
家族の分もホットワックスを行われる方は、この大容量は役に立ちますね。
一人分の方は、ぶっちゃけ1キロも使いません(笑)
私は超効率の良い、カシワックス一択ですので、「カシワックス1」を使用します。
その④ワクシングペーパーで汚れをとる
ワクシングペーパーに汚れが付着します。
上記で分けた、区分け部分ごとにワクシングペーパーを使いましょう。
大体一回で取れますが、汚れがヒドイ時は2回行います。
ワクシングペーパーの使い道は、これだけです。
一つ買うと、何シーズンも持ちますよ!
他メーカーも試してみましたが、やはり、ガリウムが使いやすいんですよね。
その⑤固まらないうちに、スクレイパーでワックスを削る
クリーニングしたワックスが固まると、ソールに付いた汚れも、一緒にソールについてしまいます。
ですので、すぐに剝がします。
ワックスが固まらないうちに行うので、作業は楽ですよ。
上記で記載した「区分けする理由」
ホットワックスが固まらないうちに「ワックスを剥がす」「ブラッシング」
汚れをソールに定着させないためです。
ソール全体にクリーニングしていたら、ワックスが固まってしまうので、間に合いませんよね。
ですので、区分けしてスピーディーに行う必要がありますね。
その⑥ブロンズブラシで、ブラッシングする
こちらも、すぐに行いましょう。
理由は、上記のとおりでしたね。
あとは、残っている区分けのところも、同じ工程で行います。
以上が、クリーニングの工程です。
仲間内で、一番走る板に変わりますよ。
この後は、自分の好きな滑走ワックスを塗ればOKです。
私の場合は「カシワックス3」一択ですね。
なぜなら、雪の温度とか、天候とか、めんどくさいことを考えなくていいからです。
ホットワックスを効率良く、最強の効果を発揮させる方法を、ご存じでしょうか?
今まで散々「後で記載しますね」と、書いてきました。
結論からいうと、以下になります。
- 上記の工程も「滑る板」に関しては、効率がいい
- そこから更に、ムダをなくそう!
- ダブルブラシの使用
- ホットワックスで、スクレイパーの「角を立てる」工程を楽にしよう
上記の工程は、10年以上ホットワックスを使用して、効率良く、走る板の作り方です。
レーサーには向いていませんが、「一般スノーボーダー」には、これ以上の効率の良さはないと自負してます。
さらに効率よく、ホットワックスする道具の紹介です。
効率の良い、ダブルブラシって何だ?
ダブルブラシ=正確には「ブラス&ホースヘアーコンビ」
体感では、ボアブラシと馬毛ブラシを、同時にやってるお手軽さです。
2回ブラッシングしなくても、1回で済むブラシです。
しかも、ボアブラシ、馬毛ブラシと、丁寧にやるのと変わらない滑走性能です。
さらに、値段もボア、馬毛の両方を買うのと変わりません。
ホットワックスで、一番めんどくさい工程を楽にしよう
一番めんどくさいのは、スクレーパーの角を立てる作業です。
紙やすりでは、スクレイパー1本仕上げるのに、4~5分くらいかかります。
そこで、「エッジシャープナー」です!
本来、この道具はスノボのエッジを削る目的の道具です。
「スクレイパーを、もっとカンタンに削る方法ないかな?」
と、思ってたどり着いた答えです。
実際に削ってみると、紙やすりの5分の1程度の時間で、スクレーパーの角が立ちます。
作業時間は、1分程度ですよ。
「ドミネーターのコンビブラシ」と「エッジシャープナー」は、めんどくさいホットワックスを、楽にしてくれる最高の道具ですね。
エッジシャープナーは現時点(2022年5月1日現在)で、3年使用してますが、ゴリゴリスクレーパーを削れています。
本来、エッジシャープナーは、ステンレスの金属を削る仕様です。
プラスチックのスクレーパーを削るのは、カンタンですね。
次は、ホットワックスするのにいらない道具と、失敗談です。
この記事を読んでもらっている皆さんは、効率よく上達しましょう!
スポンサーリンクホットワックス失敗談
効率の良さと、走る板を追求している過程ではもちろん、無駄な努力もありました。
みなさんには、効率重視で楽しくスノボをしてもらいたいので、公式メーカーの欠点もお教えますよ!
- ホットワックスを何度も行う重ねがけ
- 公式メーカーがオススメする無駄な道具
- 効率の良さは自分で見つける
ホットワックスを、何回もするのって意味があるの?
ホットワックスを調べていくと、「いろんなワックスの種類を何度も行う」的な説明をよく見ます。
カシワックスの社長、柏崎さんの講習会で習ったときに、このように言われました。
「何度もワックスをする必要性はない」
ソールに定着するワックスの量は決まっていて、1回で十分だそうです。
そもそも、私自身が「何度もホットワックスを行った板」と、「カシワックスを必要最低限行った板」
この違いがわかりませんでした。
メーカーが推奨する、ホットワックスに必要のない道具とは?
結論からいうと、以下になります。
- コルク
- リムーバー
- ナイロンブラシ
- 固形以外のワックス
- フッ素配合のワックス
「ホットワックスを始めてみようかな?」
このような方は「ホットワックスお得なセット」的なものを、購入・検討されるのではないでしょうか?
この記事のもので十分です。
この記事を読まれて実行された方は、私の10年以上の工夫を、数分足らずでゲットできました!
必要ない道具の説明をさせていただきますね。
〇「コルク」=マジで意味不明です。
〇ブラッシングにナイロンブラシは必要ありません。
なぜなら、私が昔、ボアブラシ→ナイロン→馬毛を行い、滑走性能の違いを感じませんでした。
これはメーカーが公表しているやり方ですが、いらないですね。
〇リムーバーは、板をメンテナンスに出さない人には必要かもしれませんが、ホットワックスに興味を持たれているアナタには不必要です。
シーズンオフにメンテに出したら、リムーバーの出番はないです。
「リムーバーで春の雪の汚れを、一発でとれるのでは?」
シーズン前にベース作りした大事なソールを、リムーバーは一発で「砂漠化」します。
ソールは自分で育てるものだと思っているので、汚れは「しっかりクリーニング」で対応しましょう。
ソールがダメになるのが速くなり、ますます、板が走らなくなります。
〇固形以外のワックスとは、商品の響きは良い「ペーストワックス」「リキッドワックス」です。
昔、春先用に、あるリキッドワックスを購入。
ホットワックス後に施行してみました。
5月の雪でしたが、板が走るのはリフト3本分だけでしたね。
時間と金と労力のムダになりました(笑)
なら、ホットワックスを丁寧に行う。
わが子のように、上記の方法で板に愛情こめた方が、よっぽど良いですよ。
〇フッ素配合は、私には必要性を感じませんでした。
滑走される「エリア」によるかもしれません。
しかし、少なくとも北東北では必要ありませんね。
まずは自分で、実験してみるのもアリです。
この記事をベースに、みなさんの最高のホットワックスを、みつけていただけると幸いです。
スポンサーリンクまとめ
ホットワックス10年以上で、効率よく最強の滑走性能を得られる記事にしました。
- ホットワックスに必要な道具は、最低限をそろえる
- 「お得セット」とかの企業戦略にダマされるな!
- メーカーが推奨しているものが、必ずしも正解ではない
- めんどくさいホットワックスは、効率重視でいきましょう
- 一般スノーボーダーには上記の方法で、滑走性能は最高です!
- 初期投資は34,000円
- ワックスの時間は15分くらい
- トップシーズンのクリーニングは5~6分程度
- しっかりクリーニングは20分程度
- スキー場でシコシコ塗るワックスするなら、自宅で時間を使おう!
これ以上に、カンタンで滑走性能がある方法を見つけたら、こっそり教えてくださいね(笑)
- 「板が走るようになって、技術的にも成長した」
- 「でも、目標がなくて、困っている」
このような、向上心のある方は、バッジテストの上位互換があります。
「テックテスト」を、ご存じでしょうか?
スノーボードの試験ですが、興味のある方はこちらをどうぞ!
TECH.TEST(ハイクオリティ技術認定制度)とは?TECH.TEST(テックテスト)の難易度や全体像は?どのくらいのレベルなの?合格するための対策方法は?受験資格、費用は?という疑問に答えていきます。私も昔、あまりにも[…]
また、ホットワックス方法を覚えた皆さんは、春の汚い雪も楽しむことができるようになりましたよ。
「スキー・スノボは好きだけど、5月まで滑れるところなんてないでしょ?」
少しでも長く滑られたい方は、北東北のスキー場はどうでしょうか?
都会の喧騒から離れて、非現実的は風景は圧巻です。
「遠くて行けないよ」
このような方でも、遠いスキー場に行ったかのような、ほとんど画像のみで楽しめる内容になっています。
遠くのスキーに行けない方は、楽しんでくださいね。
「春になって、営業しているスキー場が少なくなってきたな」「まだまだ滑り足りない!」「4月~5月でも滑れるスキー場はないの?」「月山ほど、ガチンコじゃなくて、まったり残雪を楽しめるスキー場ない?」5月まで営業している、秋田県[…]
「道路に雪がなくなって、遠いスキー場にも行ってみたいな」「岩手県の安比高原スキー場は有名だけど、どんなところなんだろ?」「初めて行くから、雰囲気だけでも知りたい!」「4月以降の残雪風景を、見てみたいな」[caption id="at[…]
楽しいスノーボードライフを!
それではまた(‘◇’)ゞ
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